『吉祥寺の朝日奈くん』


彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野。

吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人の彼女に会いたくて、僕はその店に通い詰めていた。

とあるきっかけで仲良くなることに成功したものの、彼女には何か背景がありそうだ…。

愛の永続性を祈る心情の瑞々しさが胸を打つ表題作など、せつない五つの恋愛模様を収録。


ロフトの横のクレープ屋さんも、東急裏のスターバックスも、当時は『ロンロン』だった駅ビルも、どこもかしこも懐かしい。

10年お世話になった吉祥寺が舞台の小説で、思わず手に取りました。


何やらうつくしく、さわやかに描かれていますが、結局「男性の浮気→離婚」に翻弄されるヒロインのお話。

ああ、はい、男性が書いた本ですね〜・・・と、ちょっと腑に落ちないのは、私が女性だからでしょうか。


懐かしい街並みとの再会は楽しかったです( *´꒳`* )


#吉祥寺の朝日奈くん

#中田永一



紋佳🐻

読書