『ハンサムガールズ』
高校時代の演劇部の五人の仲間。
OLから劇作家の卵になった聖衣子、芝居に生きてるサキ、雑誌の編集者で未婚の母の真利江、エステティックサロンを経営している羊子、ピアノバーでピアノを演奏する伊佐子。
男でケガをして、足を折って、痛みを知る彼女たちの限りない未来を描くオムニバス長編小説。
これが1991年に刊行された本だなんて信じられない。
藤原紀香さんの解説にも、
『冒頭でも触れたけど、この「ハンサムガールズ」は、20年以上前に書かれた作品だ。けれど、何ひとつ色あせていない。むしろ、新鮮なほどだ。
都会的で孤独な男女の世界、粋で洗練された大人の会話、美意識と余裕が感じられる優雅かつ野性的なふるまい、哀しみと優しさを合わせ持つ人間像。
森さんが描いた、これらすべてが今の私たちにとってお手本になる。』
とあるけど、本当にそうだと思いました。
女性が社会で輝き出し始めた当時よりも、現代の女性が読んで共感する、そんな物語。
森瑤子さんが描く、『ハンサムな女たち』、素敵です。
#ハンサムガールズ
#森瑤子
紋佳🐻
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