『一切なりゆき~樹木希林のことば~』


2018年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。

それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。

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(役者よりも子育ての比重が)そりゃ大きいですよ。だから役者やったときにひとつのせりふで胸に来るんですよ。(略)いろいろあるでしょうけれども、それなりに一生懸命やって、傷ついたり、うれしかったりしている人たちは、やっぱり会ってすてきですよね。

私は育てたり立てたりはできないから。私が男に尽くすというのは、こうしてあげるとか、足りないところを補ってあげるとか、そういうことじゃなくて、私が私として生き生きと存在しようとしていれば、それは尽くすということになるんだというのが、私の考えかなあ。

基本的に女というのは、余計なことを考える時間があると、余計なことをしてしまうと思うの。生きるのに精いっぱいという人が、だいたい見事な人生を送りますね。

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どの言葉もはっとするほど核心をついていて、読んでいてきもちのいいこと。

中でも特にこころに響いたのは上のみっつ。


家族のかたちや、仕事へのモチベーションなんかは、私のものとは似ても似つかないけれど。

だからこそ気付かされる数々の素晴らしい「心ばえ」。

人生のバイブルにしたいです( *´꒳`* )


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