『子どもへのまなざし』
妊娠中から読んでいましたが、丁寧に読み進め、読み終えました。
著者である佐々木正美先生は、30年以上、子どもの臨床に携わりながら、保育園や幼稚園、学校、児童相談所、養護施設、家庭裁判所など、さまざまな場所で数多くの子どもや親に出会われてきた方。
社会の変化に伴い、育児方法や育児の考え方は大きく変化。
育児不安を持つ母親はますます増加し、近年問題になっている過干渉や放置、虐待など、社会のゆがみは、そのまま子育てに影響。
そんな中、佐々木先生は、子どものありのままを受け止めることが大切で、十分な受容や承認を受けた子どもは、安心して、自信を持って社会に出ることができる。どんなに子どもの求めるものを与えたとしても、それは決して過保護にはならない、と仰っています。
「抱っこして」と言う子どもに、自律させるためにと、「足があるんだから自分で歩きなさい」と言う必要はありません、できるだけ抱っこしてあげましょう、だって、それで歩けなくなる子どもは見たことがないですから、と。
(期待に応え続けることと、過干渉のちがいに関するお話も、興味深かったです)
子どもにとって、最大のサポーターであり、理解者であるのが親。
乳幼児期にどれだけ信頼関係を築けるかが、とても大切なんだなと思いました。
こちらは、フランシスコ役などで、大尊敬&いつも大変お世話になっている根本さんが、私が妊娠をご報告したところプレゼントしてくださった一冊で。
私も今後、周りにこの本をどんどんおすすめしていきたい!と思っています。
どんなに赤ちゃんが泣いても、ぐずっても、それすら愛おしくなるくらい、赤ちゃん、子どもという存在のことがわかるようになりました。
子育て中の方も、保育関係者の方も、
子どもと関わる機会のない方も、
ぜひ一度読んで欲しいです。
子どものためにと読んだ本でしたが、
読み進めるうちに、自分という人間のことも、わかったような気がします。
#子どもへのまなざし
#佐々木正美
紋佳🐻
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