『言い訳 なぜ関東芸人はM‐1で勝てないのか』


2018年、M‐1審査員として名を轟かせた芸人が漫才を徹底解剖。


M‐1チャンピオンになれなかった塙だからこそ分かる歴代王者のストロングポイント、M‐1必勝法とは?

「ツッコミ全盛時代」「関東芸人の強み」「フリートーク」などのトピックから「ヤホー漫才」誕生秘話まで、“絶対漫才感”の持ち主が存分に吠える。

どうしてウケるのかだけを40年以上考え続けてきた、「笑い脳」に侵された男がたどりついた現代漫才論とは?


令和時代の漫才バイブル、ここに誕生!


塙さんの熱いお笑い談議。
M‐1を観ている人にはぜひ読んで欲しいです。
塙さんって、お笑いをこんなにも科学的に理論的に考えていらっしゃるですね。感動しました。

言語学科出身の橋爪的には、
「関東芸人」が「関西芸人」に勝てない理由を、言語の観点から分析されているのが、とても興味深かったです。


あとは、序盤のこのあたりも面白かった!

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東京の寄席では、落語が中心で、漫才は「色物」として扱われます。トリは当然、落語です。


ところが、関西ではほとんどの場合、これが逆になります。落語が「色物」となり、漫才師がトリを務める。


漫才師の足元を見ると、その力関係がよくわかります。東京の寄席に出るとき、僕らは靴下で舞台に立ちます。落語家に合わせて、靴を脱いでいるのです。


ところが、関西の寄席へ行くと逆になります。

漫才師はみな靴を履いていて、落語家は雪駄履き。ステージ上に高座が設えてあって、落語家はそこに上がる前に雪駄を脱ぎます。

なので、上方の漫才師が東京の寄席に上がると、靴下は滑るのでやりにくいという話をよく聞きます。

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M‐1審査員でのエピソードでは涙が出そうにも。

テレビを観る目が、お笑いライブを観る目が変わりそうです。


今日は雨の音を聞きながら、哲ちゃんとサンルームで読書。


本を読み切るまでお昼寝してくれた哲ちゃんに感謝して。


活字チャージをし、こころがぽかぼか。

ああ、しあわせ( *´꒳`* )


紋佳🐻