『夜よ鼠たちのために』


『このミステリーがすごい!2014年版』の「復刊希望!幻の名作ランキング」第1位!

意外な結末が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作短篇集。

世田谷の某病院にかかってきた脅迫電話で呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首には針金が巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって見つかった。


妻の復讐のため、次々と殺人を犯す男の脳裏には、いつも一匹の鼠がいた……。

深い情念と、超絶技巧。
意外な結末が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作全9編を収録した短編集。

目利きが選んだ、いま再び読みたい傑作ミステリーナンバーワン!


全9編もあったのね・・・


1編ずつはそこまで、長すぎず、短すぎず、くらいの長さなんだけど、それを感じさせないほどの緻密な計算!背景の濃さ!

叙述トリック満載で(ええ、こう書いたとしても決して見破れないでしょう、と断言出来るほどの巧妙さ!)、何度も何度も咀嚼したくなる作品ばかり。

頭が痛いです(褒め言葉)
こんなに頭を使いきった短編集、初めてかも。

連城三紀彦さん、面白い!!


紋佳🐻

読書