『初女さんのお漬け物』
食はいのち、と訴え続けた佐藤初女さん。
94年間の人生で、晩年に向けて特に、漬け物への思いがどんどん強くなった初女さんの、生涯でただ1冊の漬け物の本。
「森のイスキア」を訪れるお客様への夕食では、初女さんのお漬け物が必ずふるまわれました。
初女さんの代名詞とも言える「おむすび」には、必ず初女さんが漬けた梅干しが入りました。
この本では、生前に取材・撮影した、初女さんが愛した、ぬか漬け、梅干し、白菜漬け、こまか漬け、みずの漬け物、赤かぶ漬け、らっきょう漬けを紹介しています。
お漬け物だいすき、な私。
初女さんの他の著書を数々拝読する中で、いつも登場するお漬け物が気になって仕方がなかったのですが、この本には、惜しげもなく「全て」が書かれていました。
特にこまか漬けはおいしそう。
お客さまに出すと、どんぶりいっぱいのこまか漬けがあっという間になくなるんだそうです。
らっきょうは10年ももつんですって。
手塩にかけて作ったお漬け物・・・
おもてなしとはこのことですね。
紋佳🐻
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