『風の海 迷宮の岸:十二国記』


天啓にしたがい王を選び仕える神獣・麒麟。
蓬莱国で人間として育った幼い麒麟・泰麒には王を選ぶ自信も本性を顕わす転変の術もなく、葛藤の日々を過ごしていた。

やがて十二国の中央、蓬山をのぼる人々の中から戴国の王を選ばなくてはならない日が近づいてきたが―。

壮大なる構想で描くファンタジー巨編。


1、2冊目は蓬莱から呼び戻された王のお話だったけど、こちらは蓬莱育ちの麒麟のお話。
2つの物語を通して、十二国記の基礎知識が揃った感じがします。

王と麒麟の関係は、儚く尊いですね。
世界観に深みを出す設定だなあと感心してしまいます。


ちなみに読んでいる途中(まだ泰麒が誰を選ぶか分からない段階)で、
「国名と国氏って・・・」と調べたら、

十二国の国名/国氏/王/麒麟の名前がまとめられた画像に目が止まってしまい、自分でネタバレの地雷を踏みました。

かなしい。


今後はできる限り自力で読もう、と決意を新たにしたのでした。


紋佳🐻

読書