『神様の定食屋』


こんなに泣かされる本だと思いませんでした。

両親から受け継いだ定食屋さんで繰り広げられる、ヒューマンドラマの数々。


突然死んでしまったために、成仏できずにいる魂が、『最後にもう一度あの料理をあの人に食べさせてあげたい』と、主人公の体とお店を借りてその願いを叶えるのですが・・・

親子、師匠と弟子、嫁姑、夫婦・・・の間にある絆、愛を

『料理が伝えた瞬間』に、

毎回感動させられます///


亡くなった側が死ぬ前に伝えたかったことがあるのはもちろん、

残された方にも、もはや叶わない願いがさまざまあって。

後悔とかなしみに包まれる、切り離された人々を、

『手料理』が架け橋となって繋ぎ、

最後にもう一度だけ、心通わせてくれるのです。


本当に好きな本は、図書館で借りたあと購入するのですが、

こちらは即買いしました。

とってもおすすめです。

読書