『ぼくがいま死、について思うこと』
「自分の死について、真剣に考えたことがないでしょう」67歳で主治医に指摘された。
図星だった。
うつや不眠を患いながらも、死は、どこか遠い存在だった。
そろそろ、いつか来る〈そのとき〉を思い描いてみ ...
『星の王子さま』
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない」―
サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名 ...
『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』
日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017〈食ビジネス革新賞>受賞!
いま話題の「未来食堂」店主、初の書き下ろし!
メニューは1日1種だけ。
決算、事業書は公開。
ちょっとしたおかずのリクエス ...
『カミサマはそういない』
変な予感がするんだ。
扉の向こうで、何か恐ろしいものが、僕を待っている気がして―。
目を覚ましたら、なぜか無人の遊園地にいた。園内には僕をいじめた奴の死体が転がっている。ここは死後の世界なのだろうか。そこへナイフを ...
『ひとり事 キューライスのサクセスごはん』
「ネコノヒー」、「スキウサギ」が大人気のキューライスが贈る、初めてのレシピ漫画。
料理を作るのは、映画好きな独身の坂元。
彼に取り憑く幽霊のハルに気づかずに、美味しい料理を作る日々。
トマトとニンニクの ...
『センセイの鞄』
駅前の居酒屋で高校の恩師・松本春綱先生と、十数年ぶりに再会したツキコ。
以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは列車と船を乗り継ぎ、島へと出かけた。
その島で ...
『ボンバルボン』
ある日、海からザバーン!と大きなかいじゅうが現れて、町は大さわぎ。
すると、かいじゅうはペコリとおじぎをしてから言いました。
「はじめまして。ぼくはかいじゅうのボンバルボンといいます」
あれ?なんだ ...
『しずく』
恋人の娘を一日預かることになった私は、実は子供が嫌いだ。
作り笑顔とご機嫌取りに汗だくになっても、ぎくしゃくするばかり…。
ふたりのやり取りを、可笑しく、そして切なさをこめて描く「木蓮」。
恋人同士 ...
『人にはどれだけの土地がいるか』
人間が生きるのに必要なものは、決して大きい財産や土地ではありません。
ロシアのある地方にむかしから伝わるお話。
『人は、最後にこれだけの土地があればいいんだな・・・。』
そう締めくくられるロシアで有 ...
『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー2』
13歳になった「ぼく」の日常は、今日も騒がしい。
フリーランスで働くための「ビジネス」の授業。摂食障害やドラッグについて発表する国語のテスト。
男性でも女性でもない「ノンバイナリー」の教員たち。
自 ...