『永遠のおでかけ』


いつまでもそばにいてくれると思っていた人がいなくなってしまったら・・・。

悲しい経験をした人も、そしていつか辛い別れをするかもしれない人も、どんな人の心も震わすであろう益田ミリさんの新境地となるエッセイ。

読み進めるうちに何気ない日常のふとした瞬間がこの上ない宝物に思えてきて、人は誰でも自分だけの人生を生きていることをあらためて実感させられる、珠玉のエッセイ20編を収録。


(まだ読んだことのないミリさんの本は置いてあるかなあ・・・)

図書館に行くとまず立ち寄るのが、『随筆・エッセイ』の棚の『マ行』。

こちらも、嬉々として手に取った、まだ読んだことのない益田ミリさんの本でした。


『ずいぶん前に、こんなことがあった。』

そう書き始めるミリさんのエピソードはどれも、益田ミリというフィルターを通して、より私たち読者に染み込みやすくなっていて。

ミリさんの心のフィルターの目が細かいから、こんなに滑らかに呑み込めるんだなあと思いました。


はあ、好きです。


紋佳🐻

読書