『出版禁止 いやしの村滞在記』


読後、心身に変調をきたしても、責任は負いかねますので、ご了承下さい。

大切な人、信頼していた人に裏切られ、傷ついた人々が再起を期して集団生活を営む「いやしの村」。

一方、ネット上には、その村は「呪いで人を殺すカルト集団」という根強い噂があった。

噂は本当なのか。

そもそも、呪いで人を殺すことなどできるのか。

真実を探るため、ルポライターが潜入取材を試みるのだが―。


『波』で、長江さんとくりぃむしちゅー有田さんが対談されているのを読んで興味を持ち、この本を購入したまま、ずっと手付かずでした。


「禁止シリーズ」として、テレビで昔放送されていた『放送禁止』についても、まったく知らなかったので、わざわざ配信サイトに契約してまで視聴しましたが、個人的には活字の方が面白かったです。

映像だと、数々の伏線に気がつくための動体視力(カメラワークが早い!)が必要で、かつ、考える暇もなく物語が展開していくので、自分のペースで読み進められる書籍、良いです。


実は読み始める前に、カバーを外して、自分のカバーをつける、という作業をしたのですが、

「あれ?」という違和感があった、その理由が、読み切った時に分かり、鳥肌がたちました。


何だか変だ・・・という違和感が、最後にすっきりすると同時に、恐ろしい真実が次々に明るみに出る。

書籍を越えた、エンターテインメントでした。


紋佳🐻

読書