『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁』


スープ屋「しずく」のシェフ・麻野は、ある日、子ども食堂の運営の協力を頼まれる。

子ども食堂で麻野たちが出会ったのは、さまざまな傷を抱えた親子たち。

ふさぎこむ少女が抱える秘密とは。
引き離された父子に何があったのか。
少女の家で起こる怪奇現象の真相は。

美味しいスープと鋭い推理で、彼らの問題を解決していく麻野。

そして麻野自身も、幼い頃に負った傷と向き合うことに―。


小学4年生だった露ちゃんが、6年生に!

だんだんとしっかりしたお姉さんになって、下級生の面倒を見たりする姿に、ほっこり。


今回は子ども食堂、児童相談所にまつわるお話たち。

虐待の事実はないのに、しているとして、子どもと引き離される親も、きっといるのだろうなと思うと、胸が痛みます。

ついに、親子の再会も果たされ・・・!

(まさか再会すると思っていなかったので驚きました。)


過去の傷はなくならない。

だからこそ、自分も一人の親として、無力な子どもに愛を持って接していなくてはいけないなと、痛感させられる巻でした。


紋佳🐻

読書