『波』2022年8月号


波、2022年8月号。

8月が終わってしまって、慌てて読みました。


巷で大人気の、原田ひ香さんの『財布は踊る』刊行記念特集のひとつ、桐谷広人さんと原田さんの対談、面白かったです。

「優待券は、期限があるからいい」と仰る桐谷さん。

使うためにアクティブに外出するし、使い切れないものは誰かにプレゼントしたりして人と交流するきっかけになる。

「孤独」になりがちな老後に、優待券は効果的だから、というお話。

桐谷さんの金銭的価値観を培うきっかけになったお父様のお話も、興味深かったです。


『財布は踊る』、『三千円の使いかた』は、勝手にハウツー本だと思っていました。すみません。

あわせて、読みたいと思います!


南沢さんの寄席レポートにふふふと笑ったかと思えば、

梨木香歩さんの連載に胸をえぐられるような悲しみを抱き、

池田清彦さんの文章には知的好奇心を擽られ・・・

全体的なバランスが、今回とっても好みでした。


紋佳🐻

読書