『鏡はふしぎ』


今度 鏡に映った自分の顔をジーッと見てごらん。

鏡はふしぎです。

形のない心をも映しだします。

今のあなたはどんな顔が映るのかな?

もし、鏡を見て、輝いた良い顔が映ったらね、それは、あなたの心がきれいで、強くって、考える力があるからです。

でも、不安そうな顔が映ったら・・・。

心に透明感とやわらかさを持ち合わせている子供達に向けたメッセージ本。


軽井沢のホテルの図書ルームで出会った一冊。

子どもたちに向けて綴られた、メンタルケアスペシャリスト有資格者・上野ヒサコさんによるメッセージ本。

子ども向けと知らずに手に取りましたが、大人が読んでも刺さるというか、大人こそ刺さるというか・・・はっと気づかされる作品でした。


「鏡にこんな顔が映ったら」、鏡に映る自分に「こう言ってあげよう」。

という構成で繰り返されるメッセージ。

鏡に映る自分の顔を「どんな顔をしているか」で見たことがなかったし、鏡の中の自分に言葉をかけてあげたこともなかった。


自分と向き合うはじめの一歩として、鏡に映る自分の顔を、受け止めてあげるって、素敵なことだなと思いました。


紋佳🐻

読書