『怪物園』
遠くから眺めると、それはお城のようでした。
けれども、屋根には目玉、窓からは、毛むくじゃらの手、蹄のついた長い足もあります。
みんなはそれを怪物園と呼びました。
怪物園は、たくさんの怪物たちをのせて、長い旅を続けていました。
ある夜、怪物園が眠ったすきに、外の世界へと抜け出した怪物たちは、街までやって来ると、通りを行進しはじめました。
『Michi』『の』のjunaidaがつむぐ、どこかのだれかの物語。

ピクサー作品で一番好きな作品は『モンスターズ・インク』。
この世ならざるものが好きな私が、これは・・・!と思って手にした絵本でした。
すると息子がえらく気に入りまして。
「こわくない?」と尋ねたところ、「こわい」とのこと。
ほうほう、こわいけど好き、私と一緒だ。
毎晩のように読み聞かせ本に選んで持ってくるほどのお気に入りになりました。
お話そのものには、ホラー要素はありません。
でも、いろんな形・大きさの「怪物たち」が描かれていて、見ているうちに夢中になります。
junaidaさんのイラストに魅せられる絵本でした。
紋佳🐻
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