『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』


シリーズ累計3万部突破!

92歳から94歳までに作ったユーモア溢れる新作ちぎり絵と創作の日々を綴る日記作品集。

90歳で夫の他界を機に新聞ちぎり絵を始めた木村セツさん。

第3弾は2021〜2023年1月までの2年間の日記と新作ちぎり絵を収録。

一躍時の人となり、世界も大きく変わったこの2年も、セツさんは毎朝仏壇神棚に手を合わせ、ちぎり絵を作り、よく食べ、猫と遊び、まわりに感謝。

94歳になっても変わらないルーティンとますますおいしそうな新聞ちぎり絵にほっとする時間が流れる日記作品集です。


90歳から始めたというセツさんのちぎり絵。

その芸術性の高さに、「歳を理由に新しいことを諦めたりするべきでは無い」と、心の底から感心してしまいます。


『朝ごはんのパンは、「超熟」がいいです。
マヨネーズべったりつけて、チーズふりまして、ちりめんじゃこ乗っけて焼きますねん。
それにタバスコかけて、コーヒー飲むの、わたし大好きでね。
それにバナナ半分食べます。』

飾らないコメントがまた、良くて。


三鷹にあるよもぎBOOKSさんで、現在原画展を開催されていて。

予定がなければ足を運んでいたのに・・・!と悔しい思いを抱きつつ。

出会えてよかったと、心から思える、勇気をもらえる一冊でした。


#木村セツ

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