『結婚へつづく道』


生活をかさねてゆくこと。

人間の作った決まりと戦うこと。

人を愛するということ。

人生を生きること。

石井ゆかりによる、恋愛・結婚についてのメッセージ集!

首に光る装飾品のネックレスが「私自身」ではないように結婚式や結婚指輪は「結婚」ではありません。

では、「私自身」、「結婚それ自体」は、どこにあるのか。


問い掛けと、答えと、逆説と・・・

いったりきたり、大海に放り出されたような心細さに襲われながら、人生のままならなさに打ちのめされて。

それでも、毎ページ右側に現れる美しい写真の数々に、癒される思いでした。


写真は野寺治孝さん。

松任谷由実さんのコンサート公式パンフレットやCDジャケット、他さまざまな活動をされているプロフェッショナルな方と読了後に知り、写真から受ける物語の豊かさに、深く納得したのでした。


『幸福な人は「すべての条件が満たされているから幸福」ではないのです。
幸福な人にも、足りないものや困っていることはあります。
痛みや悲しみ、不足感、罪悪感や劣等感などもたぶん、心のどこかにちゃんとあるはずです。
後悔もあれば、不満もあるでしょう。
怒りや呪い、嫉妬や孤独感さえあると思います。
そうしたものがないから幸福、なのではなく、そうしたものがあっても幸福、なのです。』

この一遍、ささりました。

幸福な人は、何があっても、幸福でいられる。


紋佳🐻