『赤と青のガウン』
女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記。
待望の文庫化!

昨年バズっていたそうで。
ノーチェックだったのが悔やまれるほど面白かったです。
各章のタイトルが四字熟語で構成されていて、扉の裏はその解説から始まっているエッセイ集。
その四字熟語が端的に章の内容を表しているのが、もうこれだけでわくわくしちゃいます。
『厨司(宮家専属の料理人)のいる家庭で生まれ育ったけれど、料理は昔から好きだった。最初はお菓子作りが中心で、家族の誕生日にケーキをつくるのは私の役割。ヴァレンタイン・デーの前日は、職員や側衛たちに渡すお菓子を焼くために、厨房のオーブンを毎年占領したものである。』
宮殿に招かれてエリザベス女王と1対1でお茶会をされたり、
側衛(そくえい)と呼ばれる見守りの公務員が日常的についたり・・・
その暮らしぶりはまさにプリンセスそのものなのだけれど、ところどころ垣間見える「ひとりの女の子・学生」らしい姿から、はたまた失敗談まで、親近感がわいてしまうエピソードばかり。
終盤の博士号をかけた口頭試問のシーンでは、読んでいるこちらも胃が痛くなるような緊張感を味わいました。
「これハッシーすきだと思う」と、貸してくれた高校時代の友人に、こころからの感謝を。
今年はいろんな人からいろんな本をおすすめしてもらって、とてもたのしい。ありがたや。
紋佳🐻









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