『スノードームの捨て方』


ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも―。

エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきたくどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。


『すっかり冷めている。コーヒーは飲もうと思うとなかなか冷めないのに、冷めたと思うと一気に冷たくなる気がする。』

こういうさらりと書かれた描写が、くどうさんは特にピカイチ。

きゅんきゅんします。

読み始めてすぐに、(ああ、くどうさんの文章だ〜好きだ~!!!)って毎度なるのは、会話とモノローグのテンポ感のよさだと思う。

心理描写もお上手だし、お芝居を見ている心地になる作家さん。


今回も、印象的にコーヒーが登場したり、ワニがたくさん登場したり。

そんな「くどうさんアイテム」にも思わず反応してしまうのでした。


発売から1週間で重版が決まるほどの人気ぶり!

出会えてよかったなあ、と思える作家さんのひとりです。

これからも楽しみにお待ちしております。


紋佳🐻

読書