『#世界中の翻訳者に愛される場所』


世界中の翻訳者に愛される場所。

それは、シュトラーレンの「翻訳者の家」―

あなたがどの国から来ても、どんな言語の翻訳者でも、ここはあなたを受け入れます。じっくりと翻訳に専念していってください。

ドイツの果ての町で翻訳者のためのユニークな場所と出会った著者による、トランスレーター・イン・レジデンスのすすめ。


翻訳中で出版予定の作品があれば、無償、あるいは格安で滞在できるレジデンスが世界各地に存在するということを、はじめて知りました。

扱う言語は違っても、同じ「翻訳者」として世界中に友だちができ、交流していく様子がとても素敵でした。


大学時代、翻訳ゼミに所属していた私。

決して優秀な学生ではなかったけれど、作品の雰囲気や空気感を伝えるために、意訳と言っても過言ではないようなチャレンジをするのが好きでした。


巻末に掲載されている、AIによる翻訳と松永さんの試訳を並べたページもとても興味深かったです。

知的な言葉遊びや繊細な表現は、やはりまだまだ人間にしか訳せない。

そう思えたことが、芸術に携わる端くれとしての私に、小さな自信と希望を与えてくれました。


紋佳🐻

読書