『嵐のピクニック』


第7回大江健三郎賞受賞作。

優しいピアノ教師の一瞬の狂気(「アウトサイド」)、ボディビルにのめりこむ主婦(「哀しみのウェイトトレーニー」)、カーテンの膨らみから広がる妄想(「私は名前で呼んでる」)、猿山の猿が起こす奇跡(「マゴッチギャオの夜、いつも通り」)……奇想天外、前代未聞、野間文芸新人賞作家の想像力がはじけ飛ぶ、13の“アウトサイド”な短篇集!

読者の想像を超えた物語の数々。

でも決して難解というわけではなくて、読者に寄り添いながらも、本谷さん独特の世界へぐいぐいとリードしてくれる感じ。


奇妙な中にある、切なさ、愛しさ、冷たさ、恐ろしさ・・・などなどの感情が、ぶわぶわと心の中で膨らんでいって、なせが涙が出そうになったり。

味わったことの無い感覚を体験できます(*^^*)


#嵐のピクニック

#本谷有希子



紋佳🐻

読書