『時給三〇〇円の死神』


ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。

曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、 あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。

しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、 半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。

初恋相手の幼馴染、 出産直後の母親、虐待を受ける子ども……様々な死者が抱える、 切なすぎる未練、願いとは――。

暖かな涙が止まらない、ヒューマンストーリー。


妹の本棚から拝借。

こういう表紙の本を選びがちな妹と、選ばない姉(笑)

ラノベに近いのかな・・・?と恐る恐る読み始めましたが、あっという間に惹き込まれました。


うつくしいファンタジーの中に、人間の闇、やさしさ、哀しみなどが、繊細に織り込まれた物語でした。


#時給三〇〇円の死神

#藤まる



紋佳🐻

読書