『菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る』


「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。いつも、ちょっとしたヒントから真実を見つけてくれるんです」

手を掛けたランチが評判の菜の花食堂を営む靖子先生はいつも、とびきりの料理と謎の答えと、明日へと進むためのヒントを手渡してくれる―。

好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?

野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えている理由は?

小さな食堂の料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、あたたかくて美味しい大人気日常ミステリー、第三弾!


一冊目、二冊目に続いて、とっても素敵な作品でした。

登場人物ひとりひとりに愛着もわいてきたところで、ラストのあの場面。

思わず目頭が熱くなりました///


靖子さんの過去が、一冊目から三冊目にかけて、本当にすこしずつ、すこしずつ、明らかにされてくるのですが、いい意味でとても人間くさくて。

おいしいお料理、謎解き・・・に加えて、家族のドラマがあって、作品により深みと温かさを感じました。


作品との出会いに感謝( *´꒳`* )


#菜の花食堂のささやかな事件簿金柑はひそやかに香る

#碧野圭



紋佳🐻

読書