『昭和オトメ御伽話 3』


時は昭和、ところは神戸──。
仁太郎の良き嫁となって温かい家庭を作ると決めた常世は、珠子から紹介されたある女性の下で家事を習い始める。

常世が花嫁修業を通して仁太郎との明るい未来を想像する一方、仁太郎も常世と共に過ごせる幸せを噛みしめていた。

しかし、幸福な時間は束の間、志磨家の当主である仁太郎の母・珠代の魔の手が二人を襲い…!?

痛くて甘い、儚き御伽話第3巻!!


お金持ちで自分に自信があって、ヒロインの恋敵・・・結局は報われないのだけれど。

報われないと知りながら、それでも強くいられる「さざんか姫」が、個人的には好き。

3巻の最後がふたりでおわらずに彼女に贈られた花ことば(ここにも技あり)で締めくくられるのも余韻がおしゃれ。


からたちの花、見てみたいなあ。
・・・と思って調べてみたら、地元に「からたち園」なるものがありました!


これは来年、見に行かなきゃ。


紋佳🐻

読書