『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つほめ方叱り方』


「すごい!」「よくできたね!」「さすがお姉ちゃんだね!」
よかれと思って、そんなほめ方をしていませんか?

「ダメって言ったでしょ!」「早くしなさい!」「どうして約束が守れないの?」
しつけのために、そんな叱り方をしていませんか?

実は、「ほめる」「叱る」の声かけ次第で、親子関係や子どもの育ち方に大きな影響が見られます。

日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、
謙遜文化による「ほめ不足」が原因ではなく、
「非効率的なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。

注目が集まっているプログレッシブ教育(進歩教育、オルタナティブ教育)の代表格である「モンテッソーリ」と近年最注目の「レッジョ・エミリア」を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士による、
エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方・叱り方という 「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブルです。


「褒められたい」と思うのは、子どもだけじゃなくて、大人だってそう。

でも「賞賛」や「ご褒美」が行動の目的になってしまえば、その子の本当の「興味」や「好奇心」が無視される。

また、褒められなかった時、ご褒美が貰えなかったときに自分を肯定できなくなる、という負のループに突入してしまう。


「叱り方」について学べる本は数あれど、
「褒め方」についても「ともすれば子供の行動をコントロールし、自主性を奪いかねない」と丁寧に解説してくれていて、とても勉強になりました。


「社会のルールを守らせるためにきちんと叱る」昔の子育てから、
「褒めて伸ばす」へと転換してきた、今の子育て。

その極意が、学べます。


紋佳🐻

読書