『自己肯定感0の私とロシア生まれの彼が出会ったら』


自己肯定感ボロボロの私を変えたのは、異なる価値観の彼との出会いでした。

「僕は本当に思ったことしか言わないよ。それを否定されたら、僕のことまで否定されているみたいだ」

ああ私、この人といる時は、【言葉の裏】を読んで卑屈になる必要がない―

価値観は違うけれど、違うからこそ異なる視点で肯定してくれるロシア生まれの「彼」。

愛情深い彼の言動に癒やされ、自己肯定感に気づいていく・・・SNSで大人気のコミックエッセイ、待望の書籍化!


自己中でわがままな父、そんな父に振り回されて余裕のない母、父から受けた暴力の矛先が妹へと向かう兄・・・

自己肯定感の低い人間がどうやって育つか。

外野から見ているぶんには、あまりにその原因は明白で。だけど家庭の中にはどこにも救いがなくて、こちらまで辛くなる生い立ち。


相手の言葉をすべてお世辞だと受け取って、否定してしまうことに対して、

『僕は本当に思ったことしか言わないよ。僕のことまで否定されてるみたいで気分がよくない』

とはっきり伝えてくれる旦那さん。

その言葉に落ち込まず、『自分が散々されてきた事を私もしてたんだ』と気づけるはりさん。

ああもう、本当にこのふたり出会えてよかった!と読みながら涙が出そうなほどでした。


昔から国際恋愛もののエッセイが好きなんですが、

こちらの本はどちらかというと異文化交流と言うより、ロシア人パートナーさんの人柄に焦点が当たっている感じでした。


紋佳🐻

読書