『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』


25歳で始めた隠居も気づけば10年目。
お金、地位、友人がなくても、気づけば毎日ハッピー。


それは隠居を始めたときから少しずつ「いらない不安」を捨ててきたからでした。


最近心がずっとざわざわしている、ぼんやりとした不安が常にある・・・
そんな人に読んでほしい1冊です。


先日『年収90万円で東京ハッピーライフ』を拝読した大原扁理さん。

こちらは「不安とはなんなのか」、その正体、向き合い方に特化したご著書。


『死んだあとに何もない状態に戻るのなら、どう生きたって、もっと言えば生まれなくたって同じことじゃん。と、思うのは簡単なのですが―』

これ、私が定期的にぐるぐるしてしまう、「死んだら何も残らないのに」の悩み!!

『同じ「何もない」という状態に戻るのでも人が生きて、死ぬまでには、「いろいろある」んです。(略)そうすると、はじめの「無」と、いろいろあったあとの「無」は、同じことになるんでしょうか。』

There is nothing.

I have no money.

「無」が「ある」。

そういう考え方に、私もなりたいと思いました。


また、

『それまでは、スーパーで買い物をするときには自分が1円でも損しなければ他人のことなどどうでもよい、家賃を振り込むときなどは毎回、払いたくない払いたくないと思いながら煩悶の表情で送金していたものでした。

「必要な分はある」と知ってからは、お金が出ていくのをずいぶん余裕をもって送り出せるんです。』

逆算して、「必要な分」を把握しておく。

その分を稼ぐ。

それができていれば、お金に関するストレスから解放されて、使い方ももっとポジティブ(この商品、企業を応援したいから少し高くてもこっちを買おう)になるんですね。


コロナでざわざわする人。

漠然とした不安が拭えないという人に、おすすめしたい一冊でした。


紋佳🐻

読書