『東京同情塔』
第170回芥川賞受賞作!
日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版・バベルの塔。
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。
犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する。
ゆるふわな言葉と、実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。

『いくら学習能力が高かろうと、AIには己の弱さに向き合う強さがない。無傷で言葉を盗むことに慣れきって、その無知を疑いもせず恥じもしない。
人間が「差別」という語を使いこなすようになるまでに、どこの誰がどのような種類の苦痛を味わってきたかについて関心を払わない。好奇心を持つことができない。
「知りたい」と欲望しない。』
『そしてなぜか僕は、文章構築AIに対して、憐れみのようなものを覚えていた。
他人の言葉を継ぎ接ぎしてつくる文章が何を意味し、誰に伝わっているかも知らないまま、お仕着せの文字をひたすら並べ続けなければいけない人生というのは、とても空虚で苦しいものなんじゃないかと同情したのだ。(略)
少なくとも人間は喋りたくないときには黙ることができる。』
作中に、文章生成AIを使用したと話題になった作品。
何故そんな作家が魂を売るような行為を!と憤りつつ、恐る恐る読み始めた訳ですが、恐るるに足らずといったところでした。
AIが書いたパートと、作者が綴ったパートが明確に判断できるし、AIが作成した文章は、活字が好きな自分でさえ、読み進めるのが苦痛なほどでした。
情緒とか、余白とか、そういうものが全くない。
その活字のかたまりの、色気のなさに、うんざりしてしまいました。
AIがもてはやされる世の中だけれど。
まだ暫くは人間が感動するような作品を生み出すことはできないのだろうなと、安心・・・してしまうのはやはり、自分が一応芸能界の端くれ者だからでしょうか。
いまのAIの実力だからこそ完成した、未熟な文章と成熟した文章が織りなす、不協和音を楽しむための一冊。
ご予約は、お済みでしょうか🌟
①7/21 ベクラボ(つくば市)
https://twinkle-live.info/the-second-star

②ぼんたな(練馬区)
https://twinkle-live.info/the-third-star

ご来場、お待ちしております🧸✨
紋佳🐻









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