『その本は』
本の好きな王様がいました。
王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。
王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

「その本は―」から始まる、架空の本を紹介していくお話。
序章はヨシタケさんのカラーイラストで、絵本仕立てになっており、期待で胸がいっぱいに。
くすりと笑えるような本から、考えさせられるような本まで、テンポよく紹介されてきたかと思えば、突然の長編。
ぐっと引き付けられて、いつの間にか入り込んでいる。
又吉さんの文才にも脱帽です。
新作が出たと知り、前作から読み始めたのですが、出会えて本当によかった。
贅沢なコラボ本でした。
紋佳🐻









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