『ある翻訳家の取り憑かれた日常』
琵琶湖のほとりで翻訳漬けの日々。
さらに執筆、合間に掃除、料理、義父母の介護、出版イベント、草刈り、双子の送迎、愛犬との散歩、読書、ネットショッピングなどなどあっという間の1年間の記録。
大人気連載企画「原田とエイミー」の続編&村井さんの日々の写真もたっぷり収録!!

『4/13 木曜日
ノイズキャンセリング機能つきヘッドフォンが到着。早速装着してみた。確かに、まったくノイズが聞こえない!
これをもってコメダに行って読書をすることにした。
朝7時、開店と同時に行って一時間程度読書するというのはどうだろう。考えただけでうっとりする。
モーニングを食べながらヘッドフォンをして周囲のわずかなノイズを消し去り、本に没頭するのだ。
なにそれ、最高の朝のはじまり!』
『8/22 火曜日
(略)英文でも、明らかにやくしやすいものと、訳しにくいものがある。
(略)私は、いくつも入れ子になったような英文がすごく苦手で(というか、誰もがそうだと思うが)、その書き方が好きな作家だと訳すのに非常に苦労する。(略)
入れ子地獄のようになっているのが、『母親になって後悔してる』の原書『Regarding Motherhood』だ。あれは本当にすごかった。
訳者の鹿田昌美さんは見事に訳しておられたが、尊敬しかない。』
拝読した『母親になって後悔してる』ですが、日本語で読んだだけでは分からない、こういう話!堪りません。
翻訳家の間で、(あれ訳したの!?すごーい!)と尊敬し合う感じ、同業あるあるな感じがしてかっこいい。
『一番モリモリ食べる(実際に食べている)17歳という、生涯でも貴重なこの時期に、私はすっかり作ることを放棄した。
息子たちは、べつにそれに不満を抱くでもなく、コンビニに行ってからあげクンを買ったりしている。
辛いわと思いつつ、私のなかの何かのスイッチがオフ状態だ。
彼らが幼いときに必死に作っていたのに、その記憶は彼らには残ってはおらず、今はすっかり「あまり作らない母さん」になってしまったのは皮肉だなと思う。』
子育ては長期的。
幼少時はがんばったとしても、子育てばかり、がんばれない時代だってある。
そんな、当たり前だけど、辛いとなかなか表現できない母親の罪悪感を、ぽつりぽつり吐き出してくれる姿に、共感しかないのでした。
『訪問看護師さんから電話があって、義父の調子がかなり悪そうだと言う。(略)
私は仕事があって、すぐには行くことができなかったので、夕方、牛丼を持参して様子を見に行ってみた。
義父は寝ていたものの、パジャマ姿で起きてきて、牛丼をうまいと言って完食していた。
私はこれを「牛丼テスト」と呼んでいる。
間食したので、受診は必要ないと判断した。
念のために夜に電話したら、「また牛丼頼む」と言われた。』
義理の両親の介護のあれこれも、面白く綴られているけれど、仕事と子供の世話を抱えながらは、本当に大変そうで、読んでいるだけでヘトヘトになりました。
村井理子さんのエッセイ、本当に好き。
これからも追いかけます!!!
駆け込みのご予約、ありがとうございます🌟
https://twinkle-live.info/the-third-star

紋佳🐻









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