『こどもとできる やさしい金継ぎ』
こどもと暮らしていると、器がこわれてしまうのはよくあることです。
こわれても自分でなおし、さらに新たな魅力を生むことができる金継ぎは、ものを大切にする心、失敗してもやりなおせるという気持ちを育むことができる、ささやかな「魔法」。
まずは気軽に、この1冊からはじめてみませんか。

実はずっと気になっている金継ぎ。
いつかやってみたいなと思いつつ、なかなか重い腰が上げられずにいたところ、こちらを見かけ、衝動的に手に取りました。
お子さまから大人まで、やさしい文章とわかりやすいデザインによって、金継ぎにどんどん詳しくなれる、入門書としてこれ以上ない良書でした。
『当時、中国や朝鮮半島から輸入していた陶磁器はとても貴重でした。欠けたり割れたりしても、捨てたりしたらもったいない。国内の漆の技術で補修し、さらに美しくなおして、使いつづけたい。
「もったいない」精神から生まれた祈りのような気持ちが、金継ぎを生み出したのだと思います。』
金継ぎの歴史。
青磁の茶碗にヒビが入ってしまい、中国に「これと同じものを」とお願いしたところ、もうそのような青磁茶碗は作っていなかったため、金属の「鎹(かすがい)」でとめてなおしたものが送り返されてきた。
それをきっかけに、日本の漆器の技術を使って、金継ぎの技術が生み出された・・・んですって!
中国でずっと青磁の器が生産され続けていたら、金継ぎの文化は生まれていなかったのかもしれない。
面白い。
『金継ぎは、不完全さのなかにこそ美しさがあると考えます。
これは、茶道の世界で使う「わびさび」と呼ばれる概念から生まれました。
「わび」とは、むだのないシンプルさのなかにある、静けさのこと。
「さび」とは、時間がたって古びた味わいがあることです。』
わびさびについて、こんなにもはっきりと言葉にされているのを目にしたのは初めて。
素敵です。
『不完全さのなかの美しさ』という言葉は、何でも完璧であろうとする人たちにとって、救いの言葉なのではないでしょうか。
実は私も、金継ぎとは「元のとおりに修復する作業」だと思っていました。
でも、確かに、どの作品もよく見ると、継いだところが「出っぱっていたり」、「滑らかでなかったり」。
不完全さから生まれる美しさをたのしむことも、金継ぎの醍醐味なのだなと初めて知りました。
ますます、やってみたい。
金継ぎ。
紋佳🐻









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