『昨日うまれた切ない恋は』
恋のはじまりなんて大抵は些細なものだ。たとえば、つまずいた瞬間に支えてくれたとか、迷っているデザートを両方頼んでくれたとか、文庫本がスーツのポケットに入っていたとか。
そういう小さな小さなこと。何がきっかけになるかは見当が ...
『ニセモノの妻』
第18回三島由紀夫賞候補・・・ふむふむ、わかる!
三崎亜記さんは初めましてでしたが、哲学的で、抽象的で、ときにSFのような作品でした。
『常識って本当に正しい?』と、自問したり、物事を新たな角度で考えられるので ...
『太陽の庭』
一般人にはその存在を決して知られることなく、政財界からは「神」と崇め奉られている、永代院。
屋敷内では、跡目と寵愛を巡る争いが絶えず、子供たちは常に死と隣り合わせの生を生きている。
愛と自由を知らない「神の子供 ...
『八月は冷たい城』
夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つの ...
『帝国の女』
宮木あや子さんの作品を拝読するのは、初めてだったのですが・・・おもしろい!!!!
とあるテレビ局を舞台に繰り広げられる女たち(プロデューサー、記者、宣伝、マネージャー、脚本家)の人生がそれぞれ描かれているのですが、 ...
『心がほどける小さな旅』
益田ミリさんの素敵なイラストがいっぱいの、旅エッセイ。
ホテルのすぐ近くのオシャレなパン屋さんで、いくつかパンを買い込んでチェックイン。ホテルの部屋で遅めの昼食をとる。
それから、なにをするかというと、昼寝であ ...
『李香蘭 私の半生』
クラリネットアンサンブルで『蘇州夜曲』を演奏するのですが、その曲紹介を書くために勉強させていただきました。
「大陸政策」に煽られ、満州国への憧れをそのまま李香蘭に重ねていた日本国民と、「日満親善」の国策的な演出にも「抗日・ ...
『マスカレード・イブ』
『マスカレード・ホテル』の前日譚。
主人公コンビ新田と尚美の、それぞれの新人時代が描かれています。
新人として試行錯誤しつつも、ふたりとも当時から頭がキレて、プロ意識があって、かっこいい!
前日譚が ...
『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』
期待どおりの面白さでした!!
アラサー女子あるある、アラフォー女子あるある満載。
実体験を元に、歯に衣着せぬ文章で綴られるエッセイは、どれもストレートに心に響きます。
そもそも『女子』ってなんなん? ...
『からだのなかのびっくり事典』
拝読しました!
ポップなイラスト、思わずふふっと笑えるダジャレの数々。
大人でも『へぇ〜』と感心してしまうネタが満載です。
ひとのからだって、不思議がいっぱいですね((( *´꒳`* ))) ...