『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』


お金がない、物が増えていく、将来が不安!
そんな思いで始めたアラフォー女性のルームシェア。

SNSで集まった4人の共通点は「オタク」であること。
推しバンド解散の日はお通夜状態、共用費で『鬼滅の刃』を購入、「おそ松さん」3期決定で焼き肉パーティ・・・

本名も知らなかった仲間との最高な一年を綴る、ゆるくてリアルな日常エッセイ。


オタク仲間のグループLINEで同居人を募集し、集まってしまうところが流石、東京。

ジャンルが絶妙に違うオタクの集まりなのも、良いバランスだなあと思うのでした(アニメ、バンド、観劇・・・etc.)。


ルームシェア前提の物件探しなんてした事がないので、今回初めて、そういった場合の物件探しの際にぶつかる、課題や壁を知りました。

ルームシェア可と書かれた物件なのに、「結婚を前提としたカップルはOKだけど、友人同士はNG」という、ふわっとした、大家さんの価値観まるだしの条件が裏側にあったり。


変に干渉し合わないとか、相手に迷惑がかからないように善処するとか、「オタク女子」という類友の関係性は、とても居心地がよさそうで。

私も、大人になってからオタク友達ができたりしたのですが、すごくその距離感が心地よいのを思い出すのでした。


ルームシェアの成功体験記。

友だちだけじゃなくて、夫婦や家族にとっても、より快適な共同生活を送るヒントになりそうな一冊です。


紋佳🐻

読書